2026-10-17 · 入門ガイド · 約9分

Shadowrocketの画面用語ガイド:Home・Config・Proxy・Direct・Data・Settings

Shadowrocketの画面表示は英語のままです。Home、Config、Data、Settingsの各タブと、Global RoutingのConfig・Proxy・Directの違いを解説します。

この記事の概要

Shadowrocketを使い始めたばかりで、利用するサービスとサブスクリプションをすでにお持ちの方に向けた内容です。まず4つのタブを区別し、次にConfigタブとGlobal RoutingのConfigモードの違いを確認します。最後に「サーバー、モード、設定、ログ」の順で接続を確認しましょう。英語の用語は画面上の項目を見つけるために使い、日本語の説明で役割を把握してください。用語だけで接続の成否を判断しないようにしましょう。

4つのタブ:画面の入口と接続状態を区別する

Home、Config、Data、Settingsは機能への入口であり、4種類の接続方式ではありません。Homeでは主にサーバーの選択・管理と接続の操作、Configでは設定ファイルの管理、Dataでは接続ログや通信量に関する情報の確認、Settingsではアプリの設定を行います。タブを開く操作は表示場所を切り替えるだけで、ルーティングモードの変更にはなりません。

初めて画面を見ると、「現在表示中のページ」「選択中のサーバー」「現在有効な設定」を混同しがちです。これらはそれぞれ独立した状態です。たとえばConfigを表示しているだけでは、Global RoutingでConfigが選ばれているとは限りません。Homeにサーバーが表示されていても、接続が確立しているとは限りません。

画面表示主な役割優先して確認する項目
Homeサーバー一覧、接続操作、Global Routing選択中の項目と、接続が有効かどうか
Config設定ファイルの管理・選択・編集有効な設定ファイルと、ルールの順序
Data接続ログと通信量の確認宛先、マッチしたルール、ポリシー、エラーの手がかり
Settingsアプリの動作や関連機能の設定On Demandが現在の利用環境に適しているか

一覧の項目や設定の場所は、デバイスやアプリの画面によって変わる場合があります。まず英語の名称で機能を特定し、実際に表示される項目を確認してください。古い画面でのボタン位置だけを根拠に、機能を判断しないようにしましょう。

Home:サーバー、Subscribe、接続スイッチ

Homeに表示されるサーバー項目は、接続パラメーターのまとまりです。通常はサーバーアドレス、ポート、プロトコル、対応する認証情報が含まれます。Shadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardはプロトコル名であり、タブ名やGlobal Routingのモードではありません。プロトコルは利用するサービスから指定された情報に従って入力してください。「接続しやすくする」ためにTypeを任意に変更してはいけません。

Subscribeはサブスクリプションを読み込む方法を指します。サブスクリプションURLからサーバー一覧を取得し、更新するとその一覧が同期されます。Configファイルを有効にする操作とは異なり、すべてのWebサイトに同じポリシーを適用する意味でもありません。アプリの買い切り購入と接続サービスの料金プランは別です。この記事では、利用するサービスとサブスクリプションをすでにお持ちであることを前提に説明します。

  1. Homeを開く

    Homeを開き、現在のサーバー一覧と接続状態を確認します。操作を始める前に選択中の項目を記録しておくと、確認の途中で対象が変わり、以前の結果と比較してしまうのを防げます。

  2. 種類を選択

    登録済みのサブスクリプションを読み込む場合は、Home → 右上の「+」→ Type → Subscribeの順に進みます。ここでは操作場所を示しています。有効な一覧がすでにある場合、再度読み込む必要はありません。

  3. 保存して確認

    ご自身のサブスクリプションURLを入力して保存し、Homeに戻ってサーバー一覧が作成されたことを確認します。設定ファイルのURL、WebページのURL、アカウント管理ページをサブスクリプションURLとして使わないでください。

  4. 選択して接続

    使用するサーバーを選び、Home → Global Routingを確認してから接続を有効にします。初回はシステムの案内に従ってVPN構成の追加を許可し、実際にリクエストを送信して結果を確認してください。

Global Routing:Config・Proxy・Directの違い

Global Routingでは、Shadowrocketが処理する接続に適用するルーティング方式を選びます。Configは有効な設定ファイルのルールに従ってポリシーを選択し、Proxyは対象の接続をプロキシポリシーで処理します。Directは宛先へ直接接続します。これらはルーティング方式を示すもので、サーバーのプロトコルや認証情報を変更するものではありません。また、利用できないサービスを使えるようにする機能でもありません。

Config

おすすめ

現在の設定ファイルにあるルールに従って振り分けます。結果はDIRECT、プロキシポリシー、REJECTなどで、必ず「一部は直接接続、残りはプロキシ」となるわけではありません。ルールの内容と順序によって変わります。

適した用途:確認済みの設定ファイルがあり、宛先ごとに接続を振り分けたい場合。

Proxy

現在処理対象となっている接続をプロキシ経由にします。プロキシ経路を一時的に確認する際に使えます。ただし、あらゆる状況でデバイス上のすべての通信がプロキシを通るわけではありません。実際の対象範囲は、システムの動作と通信の取り込み範囲によって異なります。

適した用途:Configと一つの条件だけを変えて比較し、問題が振り分けルールに関係するかを確認する場合。

Direct

現在処理対象となっている接続を直接接続します。「より速いサーバーを選ぶ」という意味ではなく、システム上のVPN状態をオフにする操作でもありません。

適した用途:ローカルネットワークから宛先へ直接アクセスした結果を確認する場合。確認後は元のモードに戻してください。

画面にSceneが表示される場合は、シーンの条件に応じてルーティング動作を選ぶ入口と考えてください。新しいプロトコルではありません。使用前にシーンの条件と対応するアクションを確認しましょう。Sceneという名前だけを見て、必ずプロキシを使う、または必ず特定のルールで振り分けられると判断することはできません。初めて問題を調べる場合は、Config、Proxy、Directのいずれかを明示的に選ぶと、自動切り替えによる変数を減らせます。

Config:タブ名とモード名は同じでも役割は異なる

Configタブでは「どの設定ファイルを使うか、ファイルに何が記述されているか」を確認します。Global Routing → Configでは「設定ファイルのルールに従って接続を処理するか」を選びます。そのため、設定ファイルの読み込み、有効なファイルの選択、ルーティングモードの選択はそれぞれ別の操作です。有効でないファイルを編集しても、通常、現在のリクエストには新しいルールが反映されません。有効なファイルを編集した場合も、保存して画面の案内に従って再適用し、新しいリクエストで確認してください。

入口と状態

Configタブ
現在使用中の設定ファイルを管理・確認する。
Home → Global Routing
Configを選択すると、設定ファイルのルールに従って振り分ける。
Data
新しいリクエストのログで、実際のマッチ結果を確認する。

ファイルの存在、有効化、ルールに基づくルーティングは、それぞれ個別に確認してください。

ルールキーワード

DOMAIN-SUFFIX
ドメインのサフィックスで宛先を照合します。
IP-CIDR
IPv4アドレスの範囲で宛先を照合します。
GEOIP
IPアドレスの地理情報を使って照合します。
FINAL
先行するルールに一致しなかった場合に適用するフォールバックルールです。

ルールは上から順に照合され、一致した時点で終了します。FINALは末尾に配置します。

以下はルール構文の一部であり、既存の設定を置き換えられる完全なファイルではありません。example.comは例示用のドメインです。PROXYが参照するプロキシポリシーは、実際の設定で利用可能である必要があります。サーバー一覧に表示される名前と設定ファイル内のポリシー名が同じものだと、確認せずに判断しないでください。

[Rule]
DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT,no-resolve
GEOIP,CN,DIRECT
FINAL,PROXY

ここでの192.168.0.0/16はプライベートアドレスの範囲を示します。no-resolveは、このIPルールのためにドメイン名の解決を新たに行わないことを示し、汎用的な接続修復用パラメーターではありません。GEOIP,CN,DIRECTはIPアドレスの地域判定に基づくルールで、「中国語のWebサイトはすべて直接接続する」という意味ではありません。ルール内のDIRECT、PROXY、REJECTはポリシーのキーワードです。一方、画面上のDirect、Proxyは別の階層にあるモードなので、混同しないでください。

Data:総通信量ではなくログで判断する

Dataを使うと、個々のリクエストと実際の処理結果を照らし合わせられます。接続スイッチがオンでも、確認できるのは接続状態だけです。通信量が増えていても、データ通信があったことしか分かりません。どちらも、特定のWebサイトが想定したルールに一致した証明にはなりません。同じ宛先と時間帯に絞り、表示されている宛先、ルール、ポリシー、エラー情報を合わせて確認してください。

4つ
メインタブ:Home / Config / Data / Settings
3種類
今回比較するルーティングモード:Config / Proxy / Direct
2段階
On Demandの設定場所:Settings → On Demand

たとえば、同じ宛先にProxyではアクセスでき、Configに戻すと失敗する場合は、Configのルール、ポリシーの対応付け、関連するDNS設定を優先して確認します。ただし、この結果だけで特定のルールに誤りがあるとは断定できません。サーバーは変更せず、新しいリクエストのログを確認して原因を絞り込みましょう。ログを共有する際は必要な項目だけを残し、アカウント情報と認証情報を隠してください。

Settings:On Demandは振り分けルールではない

Settingsではアプリの動作を管理します。Settings → On Demandでは条件に応じて接続を自動的に開始・切断する動作を設定します。Global Routingでは接続後のルーティング方式を選び、ConfigのルールではConfigモードで宛先を個別に照合します。この3つはそれぞれ「いつ接続するか」「どのモードを使うか」「宛先にどのポリシーを適用するか」を決めるものです。

手動接続を確認する前に、複数の自動動作を同時に有効にしないでください。ネットワークの切り替え、自動接続、ルールの変更が重なると、どの操作が結果に影響したのか判断しにくくなります。On DemandはシステムのVPN設定にも関係します。実際の起動条件と動作は、現在の画面およびシステムの表示を確認してください。

用語のよくある誤解と確認手順

Configタブを開けば、ルールに従って接続されますか?

いいえ。タブは管理画面への入口です。まず有効な設定ファイルを確認し、次にHome → Global RoutingでConfigを選択し、最後にDataで新しいリクエストのログを確認します。いずれか一つを行っただけでは、全体が想定どおりに設定されたとはいえません。

Directなら接続は切断されていますか?

いいえ。Directは直接接続するルーティング方式で、接続スイッチは別の状態を示します。接続を停止する場合はHomeの接続操作を確認してください。自動再接続が発生する場合は、Settings → On Demandも確認が必要です。

サブスクリプションを更新すると、Configのルールも変更されますか?

サーバーのサブスクリプションと設定ファイルは別のものです。サーバー一覧の更新が成功しても、ルールが更新されたとは限りません。サブスクリプションの内容と、Configで有効になっているファイルをそれぞれ確認してください。リソースごとに更新場所と内容を個別に確かめる必要があります。

確認手順は次の順に固定できます。まずHomeでサーバーと接続状態を確認し、次にGlobal Routingを確認します。その後、Configで有効な設定ファイルを確認し、最後にDataで新しいリクエストを調べます。自動接続やネットワーク切り替えに問題がある場合に限り、Settings → On Demandも確認に加えてください。一度に変更する項目を一つに絞り、変更前後の結果を記録すると、複数の設定を同時に変えるより再現性のある結論を得やすくなります。

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